チェンバロの歴史散策

naoki mozart

 ソレデハ、

ワタクシ、

アマデウス・ナオキ・モーツァルトが

チェンバロの世界へト

ゴ案内イタシマショウ !!

 (^^ゞ
 


チェンバロの起源

 チェンバロの起源は、中世にさかのぼります。“クラヴィチェンバルム”という記載が1397年の書類から出て来ているので、少なくとも600年前には存在した楽器です。現存する最古の楽器は、ドイツのウルムで1480年頃のものが保管されています。


鍵盤楽器

 鍵盤を用いて演奏する楽器の総称として“鍵盤楽器”という呼び方をしますが、最も古くからあるのはオルガンです。2000年以上前のエジプトが発祥の地です。水車の力を利用して空気を送り、弁の開け閉めによって音を出すカラクリ(オルゲル)です。やがて、これがギリシャに渡り、大掛かりな楽器へと発達しました。
 チェンバロは、ギリシャ語の“ツィンバルム”が語源。多数並んだ弦を指ではじく楽器が“ツィンバルム”で、それに鍵盤を付けた楽器が“クラヴィツィンバルム”
 ドイツ語とイタリア語では、前を詰めて「チェンバロ」と訛り、フランス語では後ろを詰めて「クラブサン」となりました。どちらも同じ楽器です。因みに英語では「ハープシコード」と呼ばれています。


ピアノは?

 1700年(イタリア・メディチ家の楽器目録による)クリストフォリによって発明された楽器です。その後、数々の改良がなされて、一般に広まってくるのはモーツァルト(1756〜1791)の時代です。
 ですから、時期的に考慮すると、大バッハ(1685〜1750)もピアノを弾いた可能性は十分にあるわけです。実際、それを主張する人も大勢いますが、しかし、たとえ出会っていたとしても興味の対象となる楽器でなかったことは確かでしょう。ピアノが現代のような性能を持つようになるのはベートーヴェン(1770〜1827)以降の時代なのです。